February 19, 2007

ぼくたちの季節(とき)は黄昏れて
想い出の町に灯りがともる
一日遅れの新聞が
ビルの谷間で風に舞う
 ドアの隙間から呼ぶのは きみ
 階段をゆっくり下りていくのは ぼく
 二人歌った あの歌も
 いまは千切れて 風の中

一枚の地図は燃えつきて
星もない夜に二人さまよう
ぼくたちがつくろうとしていたのは
あれはスペインの城なのか
 ごらん 二人の手のひらのうえで
 ごらん  音も立てず崩れ去ってゆく
 ぼくが贈った手鏡も
 いまはひび割れ 床の上

 ごらん 二人の手のひらのうえで
 ごらん  音も立てず崩れ去ってゆく
 今日も窓の外は雨
 きみの右手のナイフが光る



(21:08)

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔