March 12, 2006

セーターを着た湯たんぽ

 

 

 

 

 

 

 世間では桜前線が話題――今年の東京は3月25日あたりだそうな――なのに、わが家の梅は今頃ようやく蕾を開きつつある。何でこんなに遅いのか、毎年こうなんだよね。

 それにしてもこの冬は寒かった。11月あたりでとても寒さを感じるので、「これも、齢のせいかなあ」と、“老いてゆくワタシの哀しみ”とでもいったものにシミジミしていたのだが、その後わかったのは、ワタシの齢のせいではなく、この冬は寒い冬だったということだった(笑)。

 その寒さしのぎにおおいに役立ってくれたのが湯たんぽで、前にもちょっと書いたけれども、これはスグレモノだった。
 だいたいモノを買って、感心することはあまりない。というか、モノを購う場合、買う時点でなにゆえに買うのかということははっきりしており、またそのモノの機能もわかって買うのだから、使ってどうかということはおおむね想定の範囲内である。
 ところが湯たんぽは、こちらの期待以上のものがあった。
 とにかく気持ちがいいのです。

 ぼく自身は湯たんぽを使った記憶というのはあまりない。憶えているのは「豆炭あんか」で、小学校の頃はこれを抱いて寝ていた(これで火傷をし、その痕はいまも右脚のすねに残っている)。だから、記憶としては初めての体験ということになるわけだが、購うことになったきっかけは、東京女子医大附属青山自然医療研究所クリニックの班目健夫医師に取材したことだった。
 某がん雑誌(がんの患者およびその家族のための雑誌)に、がん患者のための『セルフ・ヒーリング』という連載コーナーを持っており、これまで気功、イメージ療法、バッチフラワーレメディ、漢方、ビワ温灸などを取り上げてきたのだが、そのひとつとして目をつけたのが、班目さんが提唱している『自律神経免疫療法』の簡易版としての「湯たんぽ療法」だった。

 免疫と湯たんぽがどうつながるのか。
,んの患者さんにおおむね共通してみられることに、「免疫細胞である血中のリンパ球の数が少ない」ということがある。
△海離螢鵐儺紊蓮⊆律神経のうちリラックスの回路である副交感神経優位の状態のときに増える。
8渋綽佑魯好肇譽梗匆颪涼罎琶襪蕕靴討い董緊張の回路である交感神経優位の生活になりがちである。
じ魎郷牲侏グ未寮験茲世函血流が悪くなって末端まで血がめぐらない。それがいわゆる「冷え」という症状につながっている。
イ任△譴弌逆に外部からからだを温めてやることで血流をよくし、
Ψ賣をよくすることで副交感神経優位の状態をつくりだし、
Х戝罎離螢鵐儺紊鯀やしてやろうではないか。
 ――という考え方だ。
 ね、面白いでしょう?
 いや、面白いだけでなく、実際に湯たんぽでもってリンパ球が増えた人というのがたくさんいるそうなのだ。

 で、こういう話を取材しつつ、班目さん愛用の湯たんぽに触ったのだが、そのやさしい温かさに、「これはいいかもしれない」と確信したのだった。
 そこで、東急ハンズに足を運び、湯たんぽを探したら、多種多様な湯たんぽがあり、しかも安い。ぼくが最初に買ったのは塩ビ製で、フィッシャーマンズセーター柄のタートルネックをまとったやつだったのだが、これが1800円程度。これに薬罐で沸かした湯を入れ、腿の上や腹、腰に当てていると、とても気持ちがいい。
 この「気持ちがいい」という感覚は、班目さんによれば冷えている証拠なのだという。

 あ、ちなみに「湯たんぽ療法」での使い方は、
‖椶両紊望茲擦
∧△吠く(腹腔内の内臓の血流をよくする)
9〜尻に当てる
て鵑力咾鯏鬚燭鵑櫃望茲察⊂綢里侶賣をよくする

「温まって」「気持ちよく」「リンパ球も増えて免疫力が高まる」――こんなにいいことはないではないか。しかもこちらは湯を沸かすだけだから、簡単だしね。

 ところで、湯たんぽとは何か。
 辞書を引くと「金属製・陶製などの容器の中に湯を入れて布で包み、寝床などに入れて暖をとるのに用いるもの」とある。
 湯たんぽの「たんぽ」は、「湯婆」の唐音読みで、中国では唐の時代から湯たんぽの存在が見られ、「湯婆子(tangpozi)」「湯婆(tangpo)」と呼ばれた。「婆」は「妻」の意味で、妻の代わりに抱いて寝ることから付いた呼称である――というから、独り者のぼくには相応しい(笑)。
 日本に伝わったのは室町時代頃とされるが、、「たんぽ」のみでは意味が通じないため、日本に伝わってから「湯」が付け加えられた。英語ではa hot-water bottle という。

 あまりに気持ちがいいのと、値段が安いことから、昨年末には仕事その他でお世話になっている女性4人にクリスマスプレゼントとして差し上げた。
 果たして、使われているのだろうか(「安いモンをくれやがって」と思っている人もいないとは限らないし……)



(01:04)

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この記事へのコメント

1. Posted by りこりん5    February 28, 2011 02:07
こんばんは(゚▽゚)/全く同感します。当方、1年前に胸腺嚢腫にて全摘し、体力低下、免疫力低下に悩んでいたところです。
湯たんぽ療法は、だれに教わるわけでなく、術後のこわばり解消と気持ち良さを求めて行ってます。半年になりますが、芯の芯まで温まり、よく眠れています。管理人さんの文章でさらにうれしく、カキコミしました。
2. Posted by バーバリー マフラー   February 09, 2014 03:09
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3. Posted by フェラガモ   May 07, 2014 06:00
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